・ふるさと納税に興味があるけど、なぜお得なの?
・手続きが難しそうだけど、私にもできる?
・ふるさと納税を申し込むのにおすすめなタイミングはあるの?
今までに70件以上のふるさと納税をした経験を持つブログ管理人のSHERRYが分かりやすく解説しますね!
この記事で分かること
- ふるさと納税がお得な理由と仕組み
- ふるさと納税の手続きと流れ
- ふるさと納税の申し込みにおすすめな時期
ふるさと納税 4つのポイント
皆さんも巷で聞くことが多くなった「ふるさと納税」ですが、ポイントをまとめると以下の3点です。
【ふるさと納税のポイント】
1.ふるさと納税は、自分の好きな自治体に寄附することで税制優遇を受けられる制度
2.寄附金額から2,000円を控除した金額が、所得税/住民税から原則として全額控除される※
3.返礼品に2,000円を上回る価値があれば、実質的に節税メリットを得られたことと同じ!
4.ふるさと納税サイトによっては、寄付金額に応じてポイントが貯まる
※ 控除金額については一定の上限が存在するため、総務省HPなどの各種情報をご参照ください
※ 控除を受けるためには、確定申告などの各種手続きが必要です
ふるさと納税は、寄附に対する返礼品として寄付先の自治体の特産品(お肉・野菜・魚介類・ティッスペーパーなど)が貰えるため、返礼品に2,000円を上回る価値があれば家計にとってプラスと言えます!
また、ふるさと納税サイトによってはポイントも貯まるため、節税メリットと合わせて、ダブルでお得です。
たった2,000円の自己負担で、5,000円する黒毛和牛の切り落としを返礼品として貰えたとすると、お得な気分になりますよね!
そもそも、ふるさと納税とは?
ふるさと納税は、平成20年度(2008年)税制改正において導入された寄附金制度の特例です。
ふるさと納税とは、自分の選んだ自治体に寄附(ふるさと納税)を行った場合に、寄附額のうち2,000円を越える部分について、所得税と住民税から原則として全額が控除される制度です(一定の上限はあります。)。
総務省:ふるさと納税の概要 ふるさと納税とは?より引用
「納税」という名前が付いていますが、実際には自分が応援したい自治体を寄附金で支援することで、2,000円の自己負担を超えた部分に対して寄附金控除を受けられるということですね!
ふるさと納税で税金が控除されるイメージは、総務省が作成した以下の図が分かりやすいので、紹介しますね!
総務省:ふるさと納税ポータルサイト ふるさと納税のしくみ
人によって寄附金控除となる金額の上限は異なりますが、上限までふるさと納税をすることで、節税効果が見込めます。
例えば、年間の上限額が30,000円の人が上限までふるさと納税をした場合、寄附金控除を受けられるのは28,000円となりますが、自治体から貰える返礼品に2,000円以上の価値があれば、実質的に節税メリットを受けることができ、お得になったと言えます。
自分がふるさと納税できる上限額を知るには?
ここまで、ふるさと納税の概要をお話しましたが、次に気になるのは「自分のふるさと納税の上限額」かと思います。
ふるさと納税の上限額は、給与や保険料控除などによって人それぞれ異なるため、一概に言えないのが難点です。
総務省のホームページにも、税金の控除についてというページで具体例を用いながら、全額控除されるふるさと納税額(年額上限)の目安が記載されていますが、もっと簡単に計算ができると皆さんもラクですよね?
ふるさと納税の上限額の目安はシミュレーションツールで確認
ふるさと納税の各種ポータルサイトでは、ふるさと納税の限度額の目安を計算するためのツールを提供していますので、そこで自分のふるさと納税の目安を計算することができます!
ただし、年度によって税制変更などの可能性もあるため、毎年チェックする必要があります。
- さとふる : ふるさと納税控除上限額シミュレーションのご案内
- ふるさとチョイス : 控除上限額シミュレーション
- ふるなび : 控除シミュレーションと計算方法
- 楽天ふるさと納税 : 詳細版シミュレーター
私たち夫婦も、上記のツールを使って納税額の上限額の目安を計算して、ふるさと納税をしています。便利なツールなので、ふるさと納税に関心がある方は、試しに計算してみてはいかがでしょうか?
ふるさと納税ができる期間はいつ?税金控除を受けるためには?
自分がふるさと納税できる金額の目安が分かると、次に気になるのは「いつからいつまでの期間にふるさと納税ができるのか?」かと思います。
結論から言うと、ふるさと納税はいつでもできます!
また、控除を受けるためには、一定の税金控除の手続きをする必要があります。
手続きには2つの方法がありますが、いずれもある年の1月1日~12月31日の1年間にしたふるさと納税の分が控除対象となります。
【ふるさと納税の手続き】
1.確定申告の不要な給与所得者が利用できる「ワンストップ特例制度」を利用する方法
2.自分で確定申告をする方法
ワンストップ特例制度による税金控除
ワンストップ特例制度を利用する場合は、所定の手続きをすることで、
所得税からの控除は行われず、その分も含めた控除額の全額が、ふるさと納税を行った翌年度の住民税の減額という形で控除されます。
総務省:ふるさと納税のしくみ
つまり、ワンストップ特例制度を利用する場合は、ふるさと納税による寄附金控除は「翌年度の住民税の減額」として反映されるということです。
確定申告による税金控除
一方、確定申告する場合は、
確定申告を行うと、ふるさと納税を行った年の所得税から控除されます。
源泉徴収等で既に納めている所得税がある場合は還付されることがありますが、還付される金額は、ふるさと納税を行った方の収入や、他の控除等の状況によります。所得税からの控除に加えて、ふるさと納税を行った翌年度分の住民税が減額される形で控除されます。
総務省:ふるさと納税のしくみ
つまり、確定申告をする場合は、ふるさと納税による寄附金控除は「ふるさと納税を行った年の所得税控除」と「翌年度の住民税の減額」に反映されるということです。
ふるさと納税はいつでもできますが、「ワンストップ特例制度」と「確定申告」のどちらの税金控除手続きを選ぶかによって控除の項目・タイミングが異なるため、自分に合った方法を選ぶ必要があります!
ふるさと納税をする場合の流れ
ここまでの話を踏まえて、ふるさと納税をしてみたい!と思われた方もいらっしゃるかと思いますので、実際にふるさと納税をする場合の全体の流れを「ワンストップ特例制度を利用する場合」「確定申告する場合」のそれぞれのパターンで確認してみたいと思います。
ワンストップ特例制度を利用する場合の手続き
「ワンストップ特例制度を利用する場合」の手続きの流れは、下記の通りです。
ただし、この特例は利用するための条件などがあるため、自分に適した手続きを選ぶことが重要です。
ワンストップ特例制度の詳細を知りたい方は、以下の記事を参考にしてください!
確定申告する場合の手続き
続いて「確定申告する場合」の手続きの流れは、下記の通りです。
ふるさと納税の確定申告をする場合の詳細を知りたい方は、以下の記事を参考にしてください!
以上が、ふるさと納税をする場合の全体の流れです。
どちらのパターンでも税金控除額に差は生じませんが、ワンストップ特例制度を利用した方が、煩雑な確定申告をしなくて良いため、手続きの負担は小さくなりますよ!
ふるさと納税におすすめな時期は?
ふるさと納税は1月1日~12月31日の1年間の寄附金に対する税額控除の制度であり、目的によって最適なタイミングが異なりますが、主に以下の4つがあります。
【ふるさと納税をするのにおすすめな時期】
1.返礼品をスムーズに受け取れる「1~3月」
2.返礼品がリニューアルされる「4月」
3.(返礼品が食べ物の場合)旬となる時期
4.ふるさと納税サイトのキャンペーン期間中
ふるさと納税をより効率的に利用するためにも、あなたにとって適切な時期を選んで申し込みすることが重要です。
返礼品をスムーズに受け取れる「1~3月」
ふるさと納税を行うタイミングとして、1~3月はおすすめです。
年末はふるさと納税の駆け込み需要から、各自治体に申し込みが集中し、返礼品の発送などが遅れることが多いですが、1~3月は申し込み数が落ち着くため、返礼品をスムーズに受け取れる傾向があります。
また、この時期は人気の返礼品の在庫が比較的安定しているため、希望する返礼品へ申し込める可能性が高い点もポイントです
返礼品がリニューアルされる「4月」
自治体によっては、年度が切り替わる4月のタイミングで返礼品をリニューアルすることがあります。
新しい返礼品は人気が高まり、早めに申し込まないと在庫切れになってしまい、申し込みが難しくなることが想定されるため、リニューアルされた返礼品を狙いたい場合は、4月はチャンスと言えます。
この時期には、人気が高いシャインマスカットやいちごなどの先行予約も始まるので、事前に返礼品を確保しておきたいという人も、この時期の申し込みがおすすめです。
(返礼品が食べ物の場合)旬となる時期
旬の食べ物は味が良いのはもちろんのこと、栄養価も高い傾向があることから、お好きな人は多いのではないでしょうか?
そんな人には、自分の好きな食べ物の旬となる時期を狙って、ふるさと納税をすることがおすすめです!
最も美味しいタイミングで、ふるさと納税をした自治体の特産品を楽しむことができます。
ただし、同じことを考えて申し込む人も多いため、すぐに品切れになってしまうケースもあります。そのため、旬のタイミングが近づいたら、できるだけ早めに申し込んだ方が良いです。
明日ふるさと納税をしようと思って買い物かごに入れて、次の日に申し込みをしようと思ったら在庫がなくなっていたことは多々あります・・・
ふるさと納税サイトのキャンペーン期間中
多くのふるさと納税サイトでは、定期的にキャンペーンが開催されます。
キャンペーン期間中にふるさと納税を行うと、寄付金額に応じてポイント還元が行われるケースが多く、お得にふるさと納税ができます。
裏を返すと、他の人もキャンペーン期間を狙ってふるさと納税をすることから、早めに申し込まないと返礼品が在庫切れになる可能性がある点に注意が必要です。
まとめ:ふるさと納税の上限額が分かったら返礼品を調べる
この記事でまとめてきた「ふるさと納税がお得な理由と仕組み」、「ふるさと納税の手続きと流れ」、「ふるさと納税の申し込みにおすすめな時期」について、改めてまとめると、
【ふるさと納税がお得な理由と仕組み】
・ふるさと納税は、寄附金額から2,000円を控除した金額が、所得税/住民税から原則として全額控除される
・返礼品に2,000円を上回る価値があれば、実質的に節税メリットを得られたことと同じ!
・ふるさと納税サイトによっては、寄付金額に応じてポイントが貯まる
【ふるさと納税の手続きと流れ】
1.自分がふるさと納税できる上限額を確認
2.自分が寄付したい自治体を選ぶ
3.寄附の申込手続き後にお金を入金する
4.自治体から返礼品/関連書類が届く
5.《ワンストップ特例制度を利用する場合》必要書類(マイナンバーを確認できる書類など)と「寄附金税額控除に係る申告特例申請書」を寄付した自治体へ提出する。《確定申告する場合》寄附金受領証明書を添付して確定申告の手続き(原則、ふるさと納税をした翌年2月16日~3月15日)
【ふるさと納税の申し込みにおすすめな時期】
1.返礼品をスムーズに受け取れる「1~3月」
2.返礼品がリニューアルされる「4月」
3.(返礼品が食べ物の場合)旬となる時期
4.ふるさと納税サイトのキャンペーン期間中
ふるさと納税は、自分が好きな自治体を応援することができる上に、節税メリットを得ることもできます。
ふるさと納税サイトのキャンペーン期間を上手く使ったり、旬な食べ物の返礼品へ申し込んだりすることで、お得にQOL(Quality of life)を高めることもできるので、まずはご自身のふるさと納税の上限額を調べて、返礼品を探してみましょう!