職場が合わない人ばかりでもこのまま働く？辞める？判断基準とおすすめの行動

この記事で分かること

1. 職場の人が合わない・嫌いと感じる理由
2. 職場の人が合わない・嫌いと感じたときの対処法
3. 辞めた方が良い職場

職場が合わない人ばかりで全員嫌いだ！と思いながら働いていると、仕事のモチベーションも下がりますよね。

しかし、職場の人間関係が合わないと感じるのは珍しいことではなく、むしろよくある悩みです。

この記事では、職場の人が合わない・嫌いと感じる理由や対処法、そして最終的にどうするのがベストなのかをお話ししていきます。

職場の人が合わない・嫌いと感じる理由

「なんでこんなに合わないんだろう？」と悩むこともあると思いますが、実は職場の人間関係がしんどくなる理由にはパターンがあります。

① 価値観が合わない

仕事に対する考え方や優先順位が違うと、ちょっとしたことでもストレスを感じやすくなります。

「これぐらいでいいか」と適当な人と「ミスがないようにしっかりやりたい」と思う人では、仕事の進め方が合わないのは、考えるまでもないですよね？

こうした価値観のズレが積み重なると、「なんかこの人たちとは合わないな…」と感じるようになります。

② 性格が合わない

職場にはいろんな性格の人がいますが、中にはどうしても合わないタイプの人もいます。

あなたがやる気があって、新しい企画を提案しても、「どうせ無理」、「やっても意味ない」と、何をやるにも否定的な発言しかしない保守的でネガティブな性格の人がいたら、その人と距離を取りたくなるのは、致し方ないでしょう。

職場の人間関係は、仕事をスムーズに進めるうえで重要ですが、性格が合わない人が多いと、それだけで毎日がしんどくなります。

③ 派閥や馴れ合いがある

職場に派閥やグループができていると、スムーズに仕事を進めにくくなり、余計な気を使うことも増えて疲れやすくなります。

仲のいいメンバーだけで固まり、新たに部署に配属された人や異なる考えの人を受け入れない雰囲気があったり、部署内やチーム内で派閥争いがあり、「どっちにつくか」で人間関係に気を使わなければならなかったりすることも。

こうした環境では、「仕事をしに来ているはずなのに、人間関係のことばかり気を使って疲れる…」と感じることが多くなります。

④ 職場の雰囲気が悪い

職場の空気がピリピリしていたり、陰口や悪口が多かったりすると、雰囲気が悪くなる傾向があります。

• 常に不機嫌な上司の顔色を伺わないといけない
• 誰かが誰かの悪口を言うのが日常化している
• チームワークがなく、誰も救いの手を差し伸べてくれない

こうした環境だと、仕事そのものよりも人間関係のストレスで疲れてしまうことが多くなります。

職場の人が合わない・嫌いと思いながら働くデメリット

「仕事だけだし、我慢すればいいか」と思うかもしれませんが、実は長く続けると大きなデメリットがあります。

ずっと我慢していると、気づかないうちにストレスが限界に達してしまい、メンタルがやられてしまうことも。

職場の雰囲気が悪いと仕事自体へのやる気もなくなってしまい、新しいスキルを学んだり、自分のキャリアを考える余裕がなくなったりすることから、成長の機会を逃すリスクもあります。

職場の人が合わない・嫌いと感じたときの対処法

「職場の人たちと合わないな」と思っても、すぐに辞めるのは難しいことが大半です。そのため、できる範囲での対策をまとめてみました。

① 仕事だけの関係と割り切る

あくまでも仕事をするために会社に所属しているため、「友達を作りに来ているわけじゃない」と割り切るのも一つの方法です。

必要最低限のコミュニケーションにして、深入りしないようにすると気持ちは少し楽になります。

② 適度に距離を取る

合わない人と無理に仲良くしようとすると、かえってストレスになります。また、自分が相手に苦手意識を持っていると、自然に相手にも伝わってしまうもの。

挨拶や業務連絡だけに留めて、プライベートな話題には踏み込まないようにしましょう。

③ 部署異動を検討する

もしあなたの会社内で異動できる場合は、部署異動によって上司や同僚が変わるだけで状況が改善する可能性があります。

社内公募や異動希望制度があるかチェックしてみましょう！

④ 転職活動を始める

もし、「この環境が本当に無理」と感じるなら、無理に耐え続けるよりも転職を視野に入れるのもアリです。

合わない職場環境で働き続けると、心身に支障をきたす可能性もあり、最悪の場合は働くことすら難しくなってしまいます。

すると、生活も立ち行かなくなってしまうため、できるだけ早く転職活動を始めて新しい職場を探す方が吉です。

できるだけ早めに辞めた方が良い職場とは？

「合わないな」と思っても、すぐに会社を辞める決断をするのは難しいですよね。

しかし、どう頑張っても環境が変わらない職場や、働き続けることで自分が損をする職場なら、無理に我慢するより転職を考えたほうがいい場合もあります。

① 上司がパワハラ気味で改善の見込みがない

上司の態度ひとつで、職場のストレスは大きく変わります。特にパワハラ気質の上司がいる職場は、改善される可能性が低く、長くいるほど精神的に追い詰められがちです。

• 嫌いな部下には仕事を回さない
• 必要な情報を共有せずに失敗させる
• 大声で怒鳴る
• 机を叩く

などの行動があった場合には、精神的に消耗するだけでなく、スキルアップの機会も奪われてしまいます。

上司が変わる見込みがないなら、早めに転職を考えた方がいいでしょう！

② 頑張っても評価されない

ただでさえ、合わない人ばかりの職場で仕事を頑張っているのに、正当な評価がされない職場は、長くいるだけ損をする可能性があります。

• 上司の好き嫌いで評価が決まる
• どれだけ頑張っても、年次が上の人が優遇される
• ミスを押し付けられる

など、この会社で頑張り続けても、将来の自分にとってプラスになるのか？と考えたときに、答えが「NO」なら転職を視野に入れた方が良いです。

③ 自分の成長につながる環境ではない

仕事をする上で、「自分が成長できるかどうか」はとても大事なポイントです。

もし、人間関係が悪い上に今の職場が以下のような状況の場合は要注意。

• 単純な作業ばかりで、新しく学ぶことがない
• 周りに学べる人がいない
• 新しい挑戦をする機会がない
• 業界全体が衰退し、会社がコストカットばかりしている

あなたが成長できる環境ではないため、キャリアに悪影響を及ぼさないためにも転職した方が吉です。

まとめ：今の職場が合わないなら転職も選択肢

職場の人が合わない・嫌いと感じるのは珍しいことではありません。しかし、無理に我慢し続けるのは、自分のためになりません。

まずは「割り切る」、「距離を取る」、「異動を検討する」などの対策を試しましょう。

それでも「もう限界…」と思った場合は、無理せず転職を考えましょう。

転職活動＝すぐに辞めることではありません！

今の職場を続けながら、良い職場が見つかったら動く、というスタンスでもOKです。

① 転職エージェントに登録する（求人を紹介してもらう）
② 適職診断を受けて、自分に合う仕事を探す
③ 転職口コミサイトで、企業の実態をチェックする

各種サービスを活用しながら、効率的に転職活動をはじめることで、少しずつ現状から抜け出すための準備ができます。