・先日面接をしたけど、まだ結果の連絡が来ません。なぜでしょうか?
・面接の結果連絡が遅い時は、やはり不合格でしょうか?
・面接の結果を問い合わせたいけど、どうすればよいか分からないです
今までの転職活動で企業へ応募した経験などを踏まえて、分かりやすく解説しますね!
この記事で分かること
- 転職における面接の結果連絡の目安
- 面接の結果連絡が遅い主な理由7選
- 面接の結果連絡が遅い時の対処法
この記事を読み終えることで、なぜ転職における面接の結果連絡が遅れるのか?、結果連絡が遅い時の対処法などを理解できます。
転職で採用面接を受けたけど、まだ結果連絡が来なくて気になる!という方は、ぜひ参考にしてみてください!
転職における面接の結果連絡の目安
企業によって、面接をした後の結果連絡までにかかる日数は異なりますが、過去の転職活動の経験からすると、目安は1週間程度です。
結果連絡のタイミングは、面接官が面接の途中や終了後に「〇日ほどで選考結果をご連絡する予定です。」と口頭で教えてくれるケースもあります。
ただし、面接の結果連絡のやり方は企業などによって異なるため、一概に連絡のタイミングを教えてくれるわけではありません。
選考案内のメールなどに結果連絡の目安が書いてあるケースもあります!
また、中途採用をする理由によっても、結果連絡のタイミングが変わる可能性があります。
例えば、以下の2つのパターンを想定します。
【パターン①】
・退職などに伴う人材不足を理由に特定の部署だけをピンポイントで中途採用する場合
【パターン②】
・事業拡大を理由に会社として部署横断で一括で中途採用をする場合
パターン①は、良い候補者がいれば、できるだけ早めに欠員を補充したいというインセンティブがあるため、比較的選考が早いことが想定されます。
一方、パターン②は選考プロセスが一括で進み、他の候補者の選考結果がすべて出揃うまで、結果連絡がされない可能性が想定されます。
また、ベンチャー企業のようなスピード感を重視するような会社は選考結果の連絡が早い一方で、大企業のような承認プロセスに多くの人が関わる会社は遅い傾向があります。
このように、中途採用をする理由や企業規模などによっても、結果連絡のタイミングは変わる傾向がある点に留意が必要です。
面接の結果連絡が遅い主な理由7選
誰しも転職で受けた面接の結果連絡が来るまで、不安でソワソワしてしまいますよね?
そこで、転職の面接結果の連絡が遅れる主な7つの理由をまとめました。
私たち夫婦が転職活動をした時、勤務先で面接官として対応した時の経験などを踏まえてお伝えしますね!
新卒採用など他の採用活動とのバッティング
新卒採用をする会社は、就活生向けの説明会やエントリーシートの審査、採用面接などやるべきことが盛り沢山です。
加えて、長期的に会社の業績へ貢献してくれるような人を新卒で採用したいため、企業は慎重に選考を進める傾向があります。
また、採用時期が決まっていることから応募する人数も集中し、現場の責任者から担当者、人事まで幅広に駆り出されるため、人的リソースは不足しがちです。
そのため、新卒採用に限らず、他に採用活動を行っていた場合、中途採用に割ける人員が手薄になることから、面接の結果連絡などが遅れる傾向があります。
他の有力な候補者の連絡待ち
あなたが求人に応募した時、同じタイミングで応募した求職者とバッティングしている可能性もあります。
基本的に企業は利益を追求するため、できるだけ募集したポジションに適任な人物を採用したいとの考えがあります。
そのため、あなたが応募したポジションで求められるスキル・経験の親和性が高い求職者がいた場合には、企業はその人の選考を優先的に進めて、最終的な結果が出るまで、他の候補者の選考を保留するケースがあります。
ただし、その有力な候補者が内定を辞退した場合には、あなたへチャンスが回ってくることになります。不採用通知が来ていない限りは、まだ可能性があると思って気長に連絡を待ちましょう。
応募者が多く、選考に時間がかかっている
あなたが応募した求人への応募者が多く、書類選考を通過して面接へ進んだ人が多かった場合、企業は応募者間での比較をしたいため、すぐに面接の結果連絡をしない場合があります。
面接を受けた時に、面接会場で他の候補者をそれなりに見かけた場合は、選考に時間がかかっている可能性があると言えるでしょう。
たしかに、採用担当者の立場からすると、応募者が多い場合、誰を採用するのか検討するだけでも大変ですし、候補者との日程調整などでも時間がかかりますよね
採用担当者や現場責任者の繁忙期
面接官を務めた採用担当者や現場責任者は、通常業務をこなしながら、時間を作って採用面接に臨んでいます。
そのため、緊急性の高い仕事が入ってしまった場合などは、社内での情報連携が遅れてしまい、結果として、面接の結果連絡が遅れてしまう可能性があります。
また、仮に面接を通過していても、次の面接を担当する予定の人のスケジュールの目途が立たない場合には、結果連絡と合わせて次回の面接スケジュールの案内ができないため、遅れてしまう可能性があります。
社内調整に時間がかかっている
採用活動をする時は、面接官を務めた採用担当者のみで合否を決めることは難しいです。
なぜなら、採用担当者は合否の理由などをまとめた上で、上司などの現場責任者や役員まで承認を得る必要があり、社内調整で時間がかかるためです。
会社にもよると思いますが、採用面接をしたときは、決まったフォーマットに合否の理由などをまとめた上で、上司に説明をしてから、次のステップに進んでいました
また、あなたが求人を応募したタイミングにおいて、企業の採用計画に変更が生じた場合(例:採用できる人数の枠が変わる等)には、現場と人事の間で社内調整などが発生し、面接の結果連絡までに時間がかかる可能性もあります。
リファレンスチェック・バックグラウンドチェックで時間がかかっている
企業からすると、これから採用しようとしている人がしっかりとした人物なのか?は重要なポイントです。
そのため、企業によっては、応募者の学歴や職歴に相違はないか?、勤務態度に問題はないか?、どのような人物像なのか?といった内容を現職や前職に問い合わせる”リファレンスチェック”または”バックグラウンドチェック”を行うケースがあります。
ただし、個人情報保護法の観点から、応募者の同意が必要です。
そのため、面接の結果連絡が遅くても、応募先企業からこれらチェックの頭出しや依頼などが無い場合は、気にしなくて良いと言えます。
仮に依頼があった場合には、チェックが終わるまで時間がかかるため、面接の結果連絡は遅くなるのは自明と言えます。
私の旦那は、前職の同僚から依頼を受けてリファレンスチェックの対応をしたことがありますが、事前に同僚の方から相談があったそうです。ヒアリングを受けるための日程調整もあったので、実際にリファレンスチェックが行われるまで、それなりに時間がかかったそうです
リファレンスチェックをする場合には、事前に応募者へ連絡が入るのであれば、心構えができますね
不合格の応募者への連絡が遅い
面接を受けている身としてはあまり考えたくないですが、あなたが応募した企業が不合格の人たちへの連絡を後回しにする方針であった場合、面接の結果連絡が遅れている可能性があります。
企業としては、採用したい人が他社に取られる前に囲い込みたいため、有力な候補者への連絡を優先する場合もあります。この場合、不合格の応募者への連絡が遅れる原因となります。
ただし、ここまででご説明した通り、結果連絡が遅い理由は色々なパターンが想定されます。連絡が遅いからと言って、不合格とは限らないので、一喜一憂しないことが大切です。
面接の結果連絡が遅い時の対処法
先ほどご説明した通り、転職活動における面接の結果連絡が遅い理由はさまざまですが、場合によっては何かしらの対応をした方が良い場合もあります。
まずは、本当に連絡が来ていないかチェックする
期日を過ぎても連絡がない場合、企業の採用担当者または、転職エージェントのキャリアコンサルタントから、あなた宛てに選考結果の連絡が来ているにも関わらず、見落としている可能性もゼロではありません。
そのため、まずは以下2点を確認してみましょう。
【見落としがないかチェックすべき項目】
1.留守電メッセージや着信履歴を見落としていないか
2.迷惑メールフォルダに振り分けられていないか
普段の生活の中でも、何かしらの拍子で電話アプリを開いてしまい、着信履歴などの通知が消えてしまうことはよくあるかと思います。
このように、面接の結果連絡が電話で入っていたにも関わらず、通知を見落としてしまうリスクもありますので、まずは電話が来ていないか、着信履歴や留守電メッセージを確認してみましょう。
また、面接の結果連絡をメールでする企業に応募していた場合、特に1次面接のときは迷惑メールフォルダに自動的に振り分けられているリスクがあるため、期日を過ぎても連絡がない場合、まずは確認してみましょう。
企業やキャリアコンサルタントに問い合わせる
電話やメールで結果連絡が入っていないことが確認でき、それなりに時間が経過していた場合は、企業やキャリアコンサルタント(転職エージェントの担当者)へ問い合わせをしてみましょう。
ただし、不安だからと言って闇雲に問い合わせると、かえって悪印象を与えてしまう恐れがあるので、以下を目安にして問い合わせしてみてください。
【企業やキャリアコンサルタントへ問い合わせする目安】
1.事前に伝えられていた結果連絡の期日を過ぎていた場合
2.結果連絡の期日を伝えられておらず、2週間以上経過した場合
ただし、事前に「面接を通過した場合は〇月×日までに連絡します」といった形で、合格した場合のみ連絡をする旨の説明を受けていた場合は、残念ながら不合格の可能性がありますので、問い合わせない方が無難です。
問い合わせする方法は「電話」と「メール」のどちらかで行うのが一般的ですが、先方がその場ですぐに返事できない可能性もあるため、「メール」で問い合わせするのがベストと言えます。
ゴールデンウィークや年末年始など大型連休を挟んでいた場合は、その期間を除いて、2週間以上の連絡がなかったタイミングで問い合わせしてくださいね
面接結果を問い合わせる場合のメール例
件名:
×月×日の選考結果について(〇〇) ※〇〇は名前
本文:
△△株式会社
人事部 ◇◇様
大変お世話になっております。〇〇と申します。
×月×日の採用面接では、貴重なお時間を頂戴し、誠にありがとうございました。
ご多用の折、大変恐縮ですが、念のため選考状況についてお伺いしたく、ご連絡を差し上げました。
お手数をおかけしますが、いつ頃までに選考結果のご連絡を頂けるか、ご教示いただくことは可能でしょうか。
もしご連絡等が入れ違いになっておりましたら、大変申し訳ございません。
お忙しいところ大変恐縮ですが、ご連絡をいただけますと幸いです。
どうぞ宜しくお願い申し上げます。
(署名)
ポイントは面接のお礼を伝えた上で、合否を直接的に尋ねず、選考結果の連絡をいつ頃もらえるか?を聞くことです。
応募先企業の採用担当者や人事の方々は、他の業務と並行しながら社内調整などをしているため、すぐに回答できない場合があります。そのため、先方が答えやすく、独りよがりな印象を与えないよう意識する必要があります。
あくまで例文ですが、どうしても面接結果が気になるという方は、参考にして問い合わせをしてみてください。
面接の結果連絡で悩まないためにも転職活動は続けるのが吉
選考結果の連絡が来るまでは不安を感じる人は多いかと思いますが、あなたが選考結果の連絡が入るタイミングを変えることはできません。
そのため、選考結果の問い合わせなどできることが終わったら、時間を有効活用するためにも、転職活動は続けた方がよいでしょう。
連絡を待っている間にも良い求人が出てくる可能性もあります!
転職エージェントを活用して転職活動を続ける
今回、自分で企業に応募してみたものの、選考結果について企業へ直接問い合わせをするのは尻込みしてしまう…という人は、転職エージェントを活用して、転職活動を続けるのがおすすめです。
転職エージェントは、あなたと企業の間に入って調整をしてくれるため、自分で問い合わせをする必要がなくなります。
転職エージェントは企業との信頼関係で仕事が成り立っているので、場合によっては、他の応募者の状況などについて情報提供してくれる可能性もありますよ
また、今回の応募で転職エージェントを利用した場合も、異なる転職エージェントと相談してみるのも一つの選択肢です。
なぜなら、転職エージェントと企業の関係性等から、取り扱っている求人に違いが生じる可能性があり、複数の転職エージェントとコンタクトを取ることで、幅広な求人にアクセスすることができるためです。
スカウト型の転職サービスを活用して転職活動を続ける
自分のスキルや経験を踏まえて、幅広に求人情報を集めたいという方は、スカウト型の転職サービスを活用するのもおすすめです。
スカウト型の転職サービスは、転職サービスに登録した後、履歴書や職務経歴書などを入力しておくだけで、企業や転職エージェントから求人のスカウトが届くサービスです。
あなたが入力した経歴やスキルなどを見た上で、求人にマッチしそうと判断した企業や転職エージェントが連絡をしてくれます。
スカウト型の転職サービスを利用するメリットは、以下の通りです。
【スカウト型の転職サービスを利用するメリット】
1.仕事が忙しくて転職活動の時間が取れなくても、転職を進めることができる
・あなたに関心を持っている企業や転職エージェントから連絡が来るため、効率的に転職活動を進めることが可能
2.スカウトで紹介された求人はマッチしやすい傾向がある
・経歴やスキルなどを見た上でスカウトされるため、面接に至るまでのプロセスがスムーズな可能性あり
3.自分が気づけなかった職種や求人の情報を集めることができる
・あなたが気づけなかったキャリアの可能性に目を付けてスカウトを受け取れる可能性あり
まだ、スカウト型の転職サービスを活用したことが無い方は、まずは登録をしてみることをおすすめします。
まとめ
この記事でまとめてきた「転職における面接の結果連絡の目安」や「結果連絡が遅れる理由」、「対処法」について改めてまとめると、
【転職における面接の結果連絡の目安】
・企業によって異なるものの、目安は1週間程度
・中途採用をする理由によっても、結果連絡のタイミングが変わる可能性
・ベンチャーなど企業規模が小さい企業の方が連絡は早い傾向
【結果連絡が遅れる理由】
・新卒採用など他の採用活動とのバッティング
・他の有力な候補者の連絡待ち
・応募者が多く、選考に時間がかかっている
・採用担当者や現場責任者の繁忙期
・社内調整に時間がかかっている
・リファレンスチェック、バックグラウンドチェックで時間がかかっている
・不合格の応募者への連絡が遅い
【面接の結果連絡が遅い時の対処法】
・本当に連絡が来ていないか着信履歴とメールを確認する
・企業やキャリアコンサルタントに問い合わせる
面接の結果連絡を待っている間は不安から色々と手に付かなくなりますが、連絡が遅れるのにはいくつか理由があります。
自分では連絡が来るタイミングをコントロールすることは難しいため、選考結果の問い合わせなどできることが終わったら、今後に向けて転職エージェントやスカウト型の転職サービスなどを活用して、転職活動をオススメします!