頑張って働いているのに給料が低すぎて生活が厳しいです。
物価も上がっているし、どうすればいいでしょうか・・・?
このようなお悩み・疑問にお答えします。
この記事で分かること
給料が低すぎて生活できないと感じる原因
給料が低すぎて生活できないと感じる人は、以下のように家計の収支が合っていないことが原因です。
1.支出が多い
2.収入が少ない
具体的には、お金に余裕が無いのに借金をして高級品を買ってしまったり、同じ業種で働く同年代と比較して給料が少なかったり、といったことが挙げられます。
この背景には、
A.支出を把握し、コントロールできていない
B.自分の適性な給与水準を把握できていない
C.自分の収入を上げるためのアプローチができていない
といった原因があります。
それぞれの原因を踏まえて、解決策を確認してみましょう!
解決策①:収支を見える化する
家計の収支を改善するためには、自分の収支を把握することが必要ですが、できている人は意外と少ないです。
収入は会社の給与明細を見ればわかります。
一方、支出を把握するには、家計簿を付けるなど管理するための仕組みが必要です。
給料が少なくて生活ができない!と言う人の中には、支出をまったく把握できていない人もいます。
現状の収支を理解しないと、手立てを考えることはできません。
まずは、収支を見える化することからはじめて、原因別の解決策を考えましょう!
お金を使ったらすぐに家計簿アプリに入れるようにしています!おかげでどこにお金を使っているか、いつでもチェックできます!
解決法②:支出を見直す
家計の収支を改善するために手っ取り早いのは、支出を見直すことです。
支出は、固定費と変動費に分類されますが、まずは固定費から見直すことをオススメします。
固定費とは
固定費とは、家賃や通信費、水道光熱費、保険料、サブスクリプション代、自動車税などの税金といった”毎月または定期的に発生する一定額の支出”を指します。
サブスクリプション代とは、動画配信サービスや音楽配信サービスなど、商品やサービスを購入するのではなく、一定期間、利用できる権利を購入する「サブスクリプションサービス」を利用する際に支払うお金です。
毎月または年間など定期的に発生する支出であり、ある程度の金額が決まっているため、家計を見直しやすい傾向があります。
変動費とは
変動費とは、食費や交際費、交通費、洋服代、レジャー費、日用品費など毎月変動する支出を指します。
友人や親族などの冠婚葬祭が重なった時には、交際費などがかさみますし、旅行に行くタイミングでは、他の月と比べてレジャー費が高くなるなど、固定費と比べて変動幅が大きい傾向があります。
固定費の見直し
変動費は予想がつきにくいですが、固定費はある程度金額が決まっており、予想がつきやすいです。
また、固定費を見直すと、毎月または年間など定期的に発生するコストを削減できますので、家計の収支の改善効果が大きいです。
見直しやすく、家計の収支の改善効果が大きい固定費は、主に以下が挙げられます。
・住居費
・通信費
・水道光熱費
住居費:家賃が低い家への引っ越し・住宅ローン借り換え
固定費の中でも最も金額が大きいのが、住居費と言えます。
【賃貸の場合】
賃貸の人であれば、現在よりも家賃が3万円低いところへ引っ越せば、3年間で108万円の節約ができます。
ただし、引っ越しにかかる費用(仲介手数料、礼金、火災保険料、引っ越し業者の費用など)には注意が必要です。
また、家賃が低いところに引っ越したものの、かえって交通費が増えてしまう可能性もありますので、引っ越した場合に想定されるコストよりも、引っ越しで得られる節約効果をよくチェックしてから、判断しましょう。
【持ち家の場合】
持ち家の人であれば、より金利が低い住宅ローンへ借り換えや返済期間の変更などにより、毎月の返済金額を減らせる可能性があります。
ただし、住宅ローンの借り換えにかかる費用(繰り上げ返済にかかる手数料など)や返済期間の変更による総利息額の増加(毎月の返済額を減らすために返済期間を延ばすと総利息額が増加)も総合的に確認した上で、判断しましょう。
なお、住宅ローンを借り換えするときには、再度ローン審査をする必要がある点にも注意が必要です。
通信費:格安SIMへの乗り換え
大手キャリアのスマホを利用している場合、格安SIMに乗り換えることで、毎月の通信費を抑えられる可能性があります。
携帯番号が変わってしまうのでは?と不安を感じる方もいるかもしれませんが、MNP(Mobile Number Portability)という制度を活用すれば、現在使用している電話番号のまま乗り換えることができます。
格安SIMの中には、家族で契約することで通信料金の割引を受けることもできるものがあります。
また、インターネット回線もセット割引が適用されることもありますので、一石二鳥の節約効果も期待できます。
格安SIMはわざわざ店舗に出向くこともなく、オンラインで手続きが完結することがほとんどです。
まずは、乗り換えたらどれくらいの節約になるか調べてみてはいかがでしょうか?
わが家でも、大手キャリアから格安SIMに乗り換えることで、毎月1万円以上、節約することができました!
水道光熱費:おトクなセットプランの活用
水道は住んでいる自治体によって契約先が決まりますが、電気・ガスについては契約先を自由に選ぶことができます。
2016年4月以降、電力自由化により、大手電力会社以外の会社が電気事業に参入できるようになったため、ガス会社がガスと電気のセットで契約すると割引が効くようなプランを提供するケースもあります。
契約する電力会社が変わると供給される電気や質、安定性に影響があるのでは?と心配になる人もいるかもしれませんが、結論から言うと変わりません。
なぜなら、災害時に停電が発生しても、設備の復旧工事は地域の大手電力会社が行うためです。
お住まいの地域によって、契約できる会社は変わってきますが、長い間、電気またはガス会社との契約を見直していないようでしたら、一度見直してみることをオススメします!
わが家では、ガス会社とのセットプランで契約をしていますが、電気の供給に関して不便は無いですし、セットプランの割引も家計に優しいです!
解決策③:適正な給与水準を把握し、収入を増やす
収支を見える化し、支出を見直しても、生活が厳しい!というケースもあるかと思います。
そんな時は、自分の適正な給与水準を把握し、収入を増やす必要があります。
具体的なアプローチは、以下の通りです。
① 自分の市場価値を把握する
② 現職で給与交渉する
③「給料が上がる転職」をする
それぞれ、順を追って解説しますね!
① 自分の市場価値を把握する
あなたの持っているスキルや経験、実績によっては、業界の平均年収よりも高い給与を提示してくれる会社があるかもしれません。
自分の市場価値を把握するためには、
・「競合他社の給与水準」や「転職市場における自分の需要」を把握すること
・転職エージェントへの相談
などが有効なアプローチです。
競合他社の給与水準を把握するためには、転職口コミサイトを活用することで、客観的なデータに基づいて情報収集ができます。
また、スカウト機能がある転職サービスを利用することで、自分がどのような会社から需要があるのかも把握することができます。
転職エージェントへの相談はお金がかかるのでは?と心配になる人もいるかもしれませんが、無料で相談できますので、安心して利用できます。
② 現職で給与交渉をする
あなたの給料が低いのは、給与交渉をしていないことが原因かもしれません。
欧米では給与交渉が当たり前ですが、日本では給与交渉をするのは気が引けるという人も多いかもしれません。
ですが、給与交渉をしないことが続くと、足元を見られて、会社から低めの給与水準を提示されるリスクがあります。
給与交渉は、しっかりと準備をして、適切なやり方・タイミングで行うことでリスクを抑えながら、昇給が見込める可能性があります。
給与交渉の準備やタイミングについては、こちらの記事で紹介していますので、参考にしてみてください!
③ 「給料が上がる」転職をする
給与交渉をしても、昇給しない場合があります。
この場合、転職活動をして給料を上げる必要があります。
ただし、明確な目標を持たずに、闇雲に転職をすると、むしろ給料が下がってしまったり、労働環境が悪化してしまったりといったリスクがあります。
そのため、「給料が上がる」転職をする必要があります。
「給料が上がる」転職とは、以下3つのいずれかに該当する会社の求人を転職エージェントから紹介してもらうなどして、転職することです。
1.給与が高い同業他社への転職
2.給料が高い職種への転職
3.業界の売上が伸びている業界への転職
給料は企業が生み出す利益から支払われるため、企業のビジネスモデルや収益構造の影響を受けます。
そのため、上記1.~3.のように給料を支払うための余力がある同業他社や他業種への転職は、給料を上げるための近道と言えます。
また、転職エージェントに年収交渉をしてもらうことで、最初に提示された給与よりも、高い給与を提示してもらえる可能性があります。
「給料が上がる」転職には、転職エージェントの持つノウハウや求人企業との信頼関係を上手く活用することが必要ですので、使わない手はないと言えるでしょう。
転職エージェントとの相談に加えて、スカウト機能がある転職サイトなどを利用すると、自分がどのような企業から需要があるのかも分かりますよ!
まとめ
給料が低すぎて生活が厳しいと感じる背景には、収支を把握してコントロールできていないことに加えて、自分の適正な給与水準を把握して、収入を上げるためのアプローチができていないことが原因です。
そのため、あなたが生活が厳しいと感じる原因を把握し、適切な解決策を講じることが有効な手段となります。
最後に原因別の解決法をもう一度確認してみましょう!
【収支を把握してコントロールできていない場合の解決策】
・家計簿を付けるなどして収支を見える化し、原因を特定する
・支出のうち、住居費・通信費・水道光熱費といった固定費の見直しは効果大
【自分の適正な給与水準の把握、収入アップに繋がるアプローチができていない場合の解決策】
・自分の市場価値を把握するために、転職口コミサイトやスカウト機能のある転職サイトへ登録する
・現職で給与交渉する
・転職エージェントを利用するなどして、「給料が上がる」転職をする
給料が安くて生活が厳しくても、まずはこの記事で紹介した解決法の一つに取り組むなど、はじめの一歩を踏み出すことで、より良い明日への道が開けます。
最初は不安に感じることもあるかもしれませんが、一度切りの人生を楽しむための筋トレと思い、前向きに取り組みましょう!