・働きながら転職活動をしているけど、結構辛くなってきました…
・思うように結果が出なくて、メンタル的にキツいです
・本当に働きながら転職活動するのが良いのでしょうか?
働きながら転職活動をしてきた経験を踏まえて、メリットや注意点、成功させるためのコツについて解説しますね!
この記事で分かること
- 在職中の転職活動が辛いと感じる3つの理由
- 仕事をしながら転職活動をするメリット
- 仕事をしながら転職活動 やってはいけない6つの過ち
- 在職中の転職活動を成功させるコツ
この記事を読むことで、働きながらの転職活動をするメリットや注意点、成功のコツを理解できるようになります。仕事をしながらの転職活動がツラいと感じている方は、ぜひ最後までご覧ください!
なぜ、在職中の転職は辛いと感じるのか?
プライベートの時間の減少
働きながら転職活動する場合、日中は仕事があるため、仕事終わりや休日に書類作成や面接対策などの転職活動をする必要があります。
そのため、プライベートの時間が減ってしまいリフレッシュできる時間も削られることから、心の余裕が無くなり、疲労も溜まりがちです。
精神的な負担が増える
転職活動をしている人の多くは、現職への不満などを抱えており、ストレスもそれなりに感じている状況ですよね。
こうした中、プライベートの時間を削りながら、履歴書や職務経歴書等の書類作成、求人情報のリサーチなど多くの準備をする必要があり、さらにストレスが溜まりやすくなります。
また、転職先が中々決まらず、ゴールが見えないと将来に対する不安が募ってしまい、辛いと感じることも多々あります。
仕事と転職活動の両立で苦労する
転職活動を始めても、今の職場における仕事量は変わらないため、普段から仕事量が多く帰りが遅い人は、特に転職活動をできる時間を作るのに苦戦します。
また、書類選考に通過し、面接の日程調整をする際には、現職の仕事とうまく調整しながらスケジュール管理をする必要があります。
せっかく面接の日程が決まっても、途中で急な仕事が入るなど、臨機応変に対応しなければならないケースも想定されるため、転職活動をしていない時と比較して、苦労するのは必須と言えるでしょう。
以上の理由から、多くの人は仕事しながら転職は「辛い」、「きつい」、「無理」、「しんどい」、「難しい」などと感じてしまいますが、メリットもあります!
仕事をしながら転職活動をするメリット
収入面の心配がなく、腰を据えて転職活動ができる
現職での収入があるため、経済的な不安を感じずに転職活動を行うことができます。これにより、焦って不本意な職に就くリスクが減ります。
また、行きたい会社や業界が決まっている場合は、求人が出るまでじっくり待てるメリットがあります。
職歴にブランクができない
在職中に転職活動をする場合、職歴にブランクができないというメリットがあります。
退職した場合、職歴に無職の期間が生じてしまうため、採用面接において面接官から退職した理由などについて、細かく聞かれる可能性があります。
そのため、なぜ退職しなければならなかったのか?、無職の期間で何をやっていたのか?など、面接官からの質問に対して、納得する形で説明する必要が生じます。
今の会社で働き続けるという選択肢がある
在職中の転職活動のメリットとして、今の会社で働き続けるという選択肢が挙げられます。
転職活動を通じて色々な会社を見ていく中で、「応募先企業が自分に合わないと感じた場合」や「希望する条件が提示されなかった場合」なども、現職を続けることができます。
この柔軟性は転職活動をするにあたって、心理的な安心感につながります。
また、今の会社の良さを再認識する機会や、転職活動の途中で現職における昇格や異動といったキャリアアップなどの新たな機会が訪れる可能性もあります。
周囲から理解が得られやすい
仕事を続けながら転職活動をすることで、あなたの家族や友人の理解を得やすくなります。
家族やパートナーからすると転職期間中も収入が途絶えず、生活費や家賃・ローンの支払いなどの心配が無く、不安も生じにくいため、理解してもらいやすくなります。
また、友人に転職活動の相談をする際にも、現職を続けながら、次のステップを模索していると捉えられ、計画的で堅実なアプローチをしていると評価され、理解してもらえるでしょう。
上記以外にも、応募先企業がどうしてもあなたを採用したいと考えた時、現職を辞めさせるために魅力的なオファーを提示してくれる可能性もあります。
このように在職中の転職活動には、プライベートの時間の減少や仕事との両立の難しさなどから”辛い”と感じる場面はありますが、メリットもそれなりにあるため、基本的には仕事をしながら転職活動した方が良いと言えます!
私たち夫婦は業務の閑散期を狙って求人に応募したり、有給休暇なども活用したりすることで、働きながら転職活動をしましたよ!
働きながらの転職活動は大変だと思ってましたが、メリットもあるんですね!でも、どれくらいの期間頑張らなきゃいけないのか気になります…
在職中の転職活動にかかる時間の目安
ここまで、仕事しながら転職活動するメリットと辛いと感じる理由をまとめてきましたが、プライベートの時間が減ったり、精神的な不安が増えたりするため、できるだけ早く終わらせたいというのが本音ではないでしょうか?
そこで、どれくらいで転職活動が終わるのか調べてみました!
リクルートエージェントの転職データライブラリによると、リクルートエージェントを使って転職先が決まった転職者の転職活動期間の分布は次の通りです。
転職活動にかかる時間は人によって異なるものの、「90日以内」が52.7%、「91〜120日以内」が15.7%となっており、約70%の人が4ヶ月以内に転職活動を終えていることが確認できます。
そのため、働きながらの転職活動は肉体的・精神的にもキツいですが、3〜4ヶ月を一つの目安として頑張るのがベストと言えます。
先が見えないと不安も感じることがありますが、まずは3ヶ月頑張ってみようと思います!
ただし、「今の仕事が忙し過ぎて全く転職活動に割ける時間がない」、「長時間労働や人間関係などを理由に体調を崩している」といった場合などは、退職してから転職活動をすることを検討しても良いかもしれません。
退職してから転職活動するメリット・デメリット
どうしても退職せざるを得ない状況の場合、退職後に転職活動をすることになりますが、この場合のメリット・デメリットは、次の通りです。
メリット①:転職活動に専念できる
退職してから転職活動をする場合の1番のメリットは、転職活動に使える時間がたくさんあることです。
履歴書や職務経歴書などのブラッシュアップや自己分析、応募先企業の情報収集、面接対策など幅広に時間を割くことができます。
また、急な面接が入っても対応できるため、同時に複数の企業に応募できるという利点もあります。
メリット②:スキルアップしながら転職活動ができる
自由に使える時間があるため、新しいスキルや資格の取得をしながら転職活動ができます。
例えば、語学学習やプログラミングの勉強、専門資格の取得など、次のキャリアに活かせるスキルを短期間で集中して身につけることで、市場価値を高められる可能性があります。
また、新しい知識やスキルを習得する過程で得た経験などは、面接でアピールできる可能性もあります。
メリット③:在職中の転職活動と比べてストレスが少ない
働きながら転職活動をする場合、勤務先の仕事をこなしながら、プライベートの時間を削って選考対策などを進めるため、ストレスが溜まりがちです。
一方、退職後に転職活動する場合は、リフレッシュする時間も確保できるため、精神的な余裕が生まれるメリットがあります。
デメリット①:職歴にブランクができる
次の職場がすぐに決まらなかった場合、履歴書に無職の期間ができるため、面接の際に理由を聞かれる可能性が高くなります。
この間にスキルアップをしているなど、明確なアピールができれば良いですが、仮にない場合はネガティブに捉えられるリスクがあります。
デメリット②:金銭面などの不安から焦って転職するリスクがある
収入が途絶えるのは、退職する場合の大きなデメリットと言えます。
ある程度貯金があったとしても、早く次の職を見つければならないというプレッシャーがかかるため、急いで転職活動して、現状よりも待遇が悪くなってしまったり、条件が合わない仕事に就いてしまったりと本末転倒になるリスクがあります。
デメリット③:モチベーションが保ちづらい
仕事が無くなると生活リズムが崩れてしまい、生活習慣が乱れがちです。
特に、転職活動が長期化すると自己管理が難しくなり、ダラダラと時間を過ごしてしまう傾向があります。
また、仕事をしていない間は社会とのつながりも希薄になるため、日常的なコミュニケーションが減り、孤独感を感じることがあります。これにより、前向きな気持ちを維持しづらくなるのは自明でしょう。
このように、自己管理の難しさや孤独感などからモチベーションを保ちづらくなります。
金銭面は転職活動をする上での足かせになりやすいため、少なくとも3ヶ月分以上の貯金を用意したり、場合によっては一旦実家に帰省したりするなど、工夫をしながら転職活動をする必要があります
仕事をしながら転職活動 やってはいけない6つの過ち
基本的には働きながら転職活動をするのがベストですが、注意すべきポイントが6つあります!
就業規則を確認しないで転職活動をする
多くの会社には就業規則がありますが、「退職の1ヶ月前までに退職意向を事前に報告しなければならない」、「競合他社への転職は一定期間空けてからでないといけない」といった規則が存在する可能性があります。
就業規則に違反すると最悪の場合、法的措置を取られるリスクもあるため、慎重に確認することが大切です。
なお、法律上の退職の申し入れを2週間前にすれば問題ないですが、できるだけ円満に退職した方が後々トラブルにならないので、就業規則に則って退職する方が良いでしょう。
会社のパソコンや携帯電話で転職活動をする
転職活動をするときに絶対に避けるべきことの一つは、会社のパソコンや携帯電話で転職活動を行うことです。
多くの会社はメールやインターネットの使用履歴を定期的にチェックしており、転職活動が第三者にバレるリスクがあるためです。
また、会社のパソコンや携帯電話は業務用として貸与されているため、個人的な用途で使用することは多くの企業で禁止されており、就業規則に違反するリスクもあります。
業務中に転職サイトを確認したり、メールのやり取りをしたりしたくなる気持ちはよく分かりますが、貸与されたパソコンや携帯電話は控えた方が賢明でしょう。
転職活動していることを周囲に話す
転職活動をしていることは、家族やパートナーなど信頼できる一部の人を除いて、打ち明けない方が賢明です。
なぜなら、会社の上司や同僚にバレると、上司が不信感を抱いて重要なプロジェクトから外されたり、昇進の機会を失ったりするリスクがあるためです。
また、SNSなどで転職活動していることを投稿することも、どこから情報が会社へ伝わるか分からないため、控えましょう。
面接の日程調整などでミスをする
面接の日程調整をミスして、ダブルブッキングなどが発生することも絶対に避けましょう。
万が一、ミスが発生してしまうと、応募先企業から社会人としてビジネスマナーがなっていないとの印象を抱かれるリスクがあるほか、スケジュール管理ができない人と見なされ、信頼を損ねることに繋がりかねません。
仮に事前にミスに気付いても、日程の再調整は相手企業に迷惑をかける上に、悪い評価につながり、選考に悪影響を及ぼす可能性が高いです。
現職の業務が疎かになる
転職活動に集中するあまり、現職の業務が後回しになってしまい、納期に間に合わなかったり、仕事のアウトプットの質が低下したりするリスクがあります。
すると、上司や同僚からの信頼を失い、円満退職ができない可能性がある上に、場合によっては転職先の企業にもその情報が伝わってしまい、悪影響を及ぼすリスクがあります。
選考対策を疎かにする
仕事との両立が難しいと選考対策が疎かになるリスクがあります。
選考対策ができていないと、書類選考や面接で自分の強みや実績を十分にアピールできない可能性があります。
また、応募先企業で求められている人材のスキルや経験の把握および企業研究などをしないと、他の候補者との差別化が図れず、内定を得ることも難しくなります。
本末転倒な結果にならないためにも、自信を持って面接で受け答えができるよう、しっかりと選考対策をしてから望みましょう。
仕事しながら転職活動を成功させるには?
成功のコツ①:転職エージェントやスカウト型転職サービスを使う
仕事しながら転職活動をすると労力と時間がかかるため、難しいと感じる方も多いと思います。
そんな時に役立つのが転職エージェントやスカウト型転職サービスです。それぞれのメリットは以下の通りです。
「転職エージェント」のメリット
専門知識を活かしたサポートを受けられる
転職エージェントは、求職者一人ひとりに専任のキャリアアドバイザーが付き、個々の経験やスキルに基づいて最適な求人を提案してくれます。
履歴書や職務経歴書の書き方から、面接対策まで幅広くサポートしてくれるため、忙しい中でも効率的に転職活動を進められます。
非公開求人の紹介
一般には公開されていない非公開求人を紹介してもらえるのも大きなメリットです。これにより、自分だけでは見つけられないような優良な求人に応募できるチャンスが広がります。
スケジュール調整などの代行をしてくれる
面接の日程調整や企業とのやり取りをエージェントが代行してくれるため、現職の業務に支障をきたすことなく転職活動が進められます。
「スカウト型転職サービス」のメリット
企業から直接スカウトを受け取れる
自分のプロフィールを登録しておくと、企業側からスカウトが届くため、自分で求人を探す手間が省けます。
これにより、転職活動の時間を大幅に節約できるほか、あなたのスキルや経歴を見た上でスカウトされているため、場合によっては選考を通過する可能性も高まります。
自分の市場価値を把握できる
企業や転職エージェントからのスカウトを通じて、自分の市場価値や求められるスキルを知ることができます。これにより、現職でのキャリアプランの見直しやスキルアップの参考にもなります。
また、自分では思いつかないような企業や業界からスカウトが届くこともあり、結果として転職の選択肢が広がり、思いもよらなかったキャリアパスに繋がる可能性もあります。
限られた時間で効率よく転職活動をするためには、転職エージェントやスカウト型転職サービスがおすすめです!
成功のコツ②:通勤時間や昼休みなどの空き時間を活用
働きながらの転職活動では、限られた時間を有効活用する必要があるため、通勤時間や昼休みなどにエージェントとのメールのやり取りや応募先企業の情報収集、自己分析などを行った方が良いです。
ただし、周囲に会社の同僚が居ないかくれぐれも注意してくださいね。
成功のコツ③:残業を減らす、有給休暇を活用
転職活動をしていると、限られた時間を有効活用しても、時間が足りない!という場合があると思いますが、できる限り残業を減らしたり、有給休暇をうまく活用したりしましょう。
有給休暇は取りづらいという人もいるかと思いますが、有給休暇は労働基準法が「労働者の権利」として認めたものですので、気負いせず取得しましょう!
また、複数の企業の選考を同時に受けている場合、有給休暇のタイミングで面接をまとめるのもおすすめです。
どうしても有給休暇が取りづらいという場合は、体調を崩したので有給休暇を取りたいと伝えるのも一つです
成功のコツ④:オンライン面接を活用する
応募先企業にも寄りますが、今の時代はオンライン面接を実施してくれる企業もあります。
基本的には、応募先企業が提示してきた面接方法に従った方が良いですが、どうしても現職との都合が付かなそうな場合はオンライン面接ができないか、相談してみるのも一つの選択肢です。
上手くオンライン面接も活用することで、効率的に選考を進めることができます。
成功のコツ⑤:業務の引き継ぎなどの退職準備を進める
転職活動は、応募先企業から内定をもらったら終わりではありません。その後には現職との退職交渉や業務の引き継ぎなどがあります。
これらはスムーズに終わらせないと現職とのトラブルに発展するリスクもあるため、転職する!と決めたら少しずつマニュアルの整備などに取り掛かりましょう。
まとめ
これから転職活動を始めたいけど仕事との両立が不安な方、働きながらの転職活動で疲れている方もいらっしゃるかと思いますが、ここまで解説してきた通り、余程の事情がない限り、仕事しながら転職活動した方がベターです。
最後にもう一度内容を確認しましょう。
・収入面の安心感や職歴にブランクができないことから、働きながら転職活動するのがベスト
・事前に就業規則を確認していない状態での転職活動、会社のパソコンや携帯電話での転職活動などはNG
・成功のコツは効率的な転職活動に繋がる転職エージェントやスカウト型転職サービスの利用、空き時間の有効活用などを検討
在職中の転職活動は大変なことばかりですが、まずはご紹介した注意点や成功させるコツを意識して、取り組んでみてください。
特に、限られた時間で効率的に転職活動をするためにも、転職エージェントやスカウト型転職サービスの活用はオススメです。
自分がやりたい仕事に転職できたり、応募先企業から内定を貰えたりした時の喜びは格別ですよ。